平和を目指す新党づくり

■ 平和を目的にした新党づくり(2003年4月1日)
ブックのコーナーで紹介した「どんな日本をつくるのか」「どんな世界を構想するのか」の著者、川本兼さんが、
平和に向けての行動に取り組みだしました。

まずはこの2冊の本を踏まえて、全国各地のさまざまな人たちに呼びかけたいと言っています。
この本を読んで、関心を持ってくださったらぜひご連絡ください。
川本さんに伝えます。
そしてさらにできれば、みなさんの周りの関心を持ちそうな人を集めて川本さんの話を聞く会を作ってください。
川本さんは時間さえ合えば、どこにも出かけて行きたいといっています。

川本さんは高校の教師です。日本平和学会のメンバーでもあります。
世代的には「戦争を知らない子どもたち」の団塊世代です。
平和がライフワークです。それも中途半端ではありません。今回の著作は7冊目です。

川本さんは、これから平和を目的にした政党結成のために働きたいと考えています。
この本のあとがきで、
「わが国が現在のように「半封建国家」「ファシズム国家」や「普通の国」への回帰の道を歩むなら、「戦争を知らない子どもたち」としての悔いは残るでしょう」
と書いています。
せっかく時代を先取りして実現した、日本の「平和国家」の芽を育てていきたい。
これが川本さんの思いです。
共感します。私に何かできることがないかを考えてみるつもりです。
皆さんもぜひ応援してください。

今週はイラク人攻撃事件で、私は元気が出ないのですが、
このコーナーで以前、紹介した「非戦の哲学」の著者である小林正弥さんたちの「地球平和公共ネットワーク」に参加しました。
このホームページは、実に刺激的です。
私は小林さんとは面識がありませんが、ここにも平和に向けての真摯な取り組みを感じます。
皆さんもぜひ一度、のぞいてみてください。

ブッシュの暴挙は失敗しましたが、その影響は極めて大きいです。
もう一度、平和の再構築に取り組まなければなりませんが、その主役は間違いなく「個人」です。
個人の生き方が問われだしています。
私もしっかりと、自らを生きていかねばならないと気を引き締めなおしています。

■川本さんの本 クリックしてください
川本さんは平和に向けての本を何冊も出していますが、最近の2冊はぜひ若い人にも読んでほしい本です。

■平和権の川本兼さん(2003年10月4日)
平和についての話し合いを各地で行いたいと考えている、平和布教者の川本さんから電話がありました。
川本さんの著作を思い出してください。
川本さんが日本構想学会の大会で、ラウンドテーブルを開催してもいいと言ってきました。
うれしい話です。
みなさん、12月の構想学会の大会にぜひご参加下さい。
いま、日本は大きな曲がり角を曲がろうとしています。

ここでがんばらないと、子どもたちに顔向けができないことになりかねません。
平和に向けてできることはたくさんあります。

■ 平和権に取り組む川本兼さん(2003年11月2日)
ブックのコーナーで著書を紹介している川本さんと久しぶりにお会いしました。
今度の日本構想学会の大会で、「平和」をテーマにラウンドテーブルセッションを開くのですが、その打ち合わせです。
川本さんは、以前も紹介しましたが、高校教師ですが、平和がライフワークです。
私が共感できるのは、「個人の視点からの平和」を発想していることです。
多くの人の平和論は、組織の視点からのために、個人の生活は「考慮すべき要素のひとつ」でしかありません。
そこで堂々とコラテラル・ダメッジがまかり通るのです。

川本さんの2冊の本は、しっかりと書き込まれています。
多くの人に読んでほしいです。
川本さんは、2人の関係から社会が始まると考えています。
まさに個人から考える発想です。
そこから構想していけば、アフガンもイラクも起こりえません。
9月11日もなかったでしょう。
歴史軸をどう転換するか。
それはとても難しいですが、
私たち一人ひとりが、ちょっと発想を変えれば、30年で実現するかもしれません。

今回は、若者をゲストに招き、川本さんの平和論を中心に議論することにしました。
他にも2人ほど、ゲストを呼ぶ予定です。
どなたか「生活者の視点からの平和」や「人権の視点からの平和」、
さらには「私の平和」などの視点で、参加したい方はいませんか。
12月7日、東京国際フォーラムで、1時から行います。
詳しくは日本構想学会のホームページを見てください。