企業変革活動

企業は今、大きな曲がり角に来ているように思います。そのため、どの企業も変革に取り組んでいるわけですが、残念ながらほとんど成功していないようにも思います。それも当然のことで、「どう変革していいか」すら見えていないための言葉だけの変革ブームだからです。

変革が必要なのは企業だけではありません。行政も市民活動組織も学校も、すべて変革を迫られています。しかし、それらの組織も企業と同じように、あまり変革に成功しているようには思えません。

どうしてでしょうか。変革はそんなに難しいことでしょうか。私はそうは思っていません。企業変革も行政の変革もとても簡単なことだと思います。なぜ変わらないかというと、誰も本当に変革しようなどとは思っていないからです。みんなが変えようと思えば、組織は変わります。組織はみんなで作っているものなのですから。内発的な企業変革の考え方オープンブック・マネジメントが、そうした変革のヒントになります。

私は企業がとても好きです。不祥事が続発していますが、それは企業が悪いからではありません。企業を活用できていないのです。ですから、私の関心事は企業という仕組みをどう輝かせていくかに関心があります。

既存の企業の変革も大切ですが、新しいスタイルの企業がどんどん出てきていることも見落としてはいけません。私も10人の友人たちと一緒にワーカーズ・コレクティブ方式の新しいスタイルの会社をつくりました。インキュベーションハウスです。

新しい事業パラダイムを育てていくという意味での「インキュベーション」ですが、同時に、新しい企業スタイルのインキュベーションも目指しています。「ハウス」にも新しい会社のかたちに向けてのメッセージを込めています。 コミュニティビジネス、ソーシャルビジネスを中心に、新しい事業のあり方や企業にあり方を模索していきたいと思っています。最初の2年間は私が社長の当番ですが、私の関わりの範囲で、この新しい会社の物語をライブに報告していきます。

この分野での活動は、なかなか私の一存では公開できませんが、インキュベーションハウスの動きや私が触れた過去の事例などを材料に報告していきます。当分はわたしの書いた意見を紹介するのが中心になるかもしれません。

■インキュベーションハウス
■経営道フォーラム
■OBM

■企業変革関連の活動(活動記録から抜粋)