今年はどんな年にしようとお考えですか。
新しい年の始まりです。
家族みんなで新しい年を平穏に迎えられることに感謝します。
おかげさまで、女房も元気に新年を迎えました。
さまざまな事件で、正月どころではない人たちのことを思うと心痛みますが、
ほんのささやかな幸せを今年は満喫させてもらっています。
昨年は実にさまざまな事件がありました。地球規模でも、身近な世界でも、です。
時代が、私の期待とは全く反対に、不信と争いに向かいだしているのは残念ですが、
それは大きな歴史の反転の前の一時的な現象なのかもしれません。
そうした流れの底で、新しい歴史の芽を紡ぎだしている若者たちに出会うことも多くなっています。
「21世紀は真心の時代」を書いた時に比べると、未来への確信は弱まってはいますが、
コミュニケーションできる人が増えていることは、とてもうれしいです。
しかし、そうはいっても、腹立たしく、哀しいことがあまりにも多いのが現実です。
新聞やテレビも見るのが楽しくありません。
いろいろな発見や提案がありながら、社会はますます劣化しているように思います。
社会の劣化とは、メンバーのコミットメントがなくなっているということですが、
本気で行動を起こす人が少ないのはなぜでしょうか。
そんな状況の中で、CWSプライベートでは、かなり感情的な書き込みをしてしまいました。
私自身もかなり心の荒んできているのかもしれません。
時代は自らに反映し、自らがまた時代を創って行くわけですから、反省しなければいけません。
今年は、荒んだ心を正し、頭を冷やしたいと思っています。
私も5月で65歳ですので、分別も少しは身につけなければいけません。
私にはとても難しいことなのですが。
ここまで書いたことは、実は昨年書いた文章です。
64歳を65歳に修正しただけです。
この1年、私は何もしなかったということです。
時代の方向もまた何も変わらなかったともいえるでしょう。
ソーシャル・キャピタルはますますやせ細ってきています。
しかし、それはそれ。
そんな時代に流されては、生を受けた意味がありません。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」
宮澤賢治の言葉が、私の生活信条です。
その「幸福」は、ほんのささやかな平穏でいいのです。
そうであれば、誰もが見つけられるような気がします。
国家や組織が邪魔をしなければの話ですが。
時代がどうあろうと、
個人でできることは、たくさんあります。
平和に向けての一歩を、それぞれに踏み出せば、
歴史はまた、反転するはずです。
もっとしっかりと自分を生きなければいけない、そう思います。
オープンサロンは今年も継続します。12月はお休みですが。
昔のように毎月最後の金曜日の6時から9時です。
新しいスタイルが定着しつつあります。
誰でも歓迎です。もちろんまだ会ったこともない方も、です。
突然来てくださって大丈夫です。
どこかでご一緒できればうれしいです。
今年もよろしくお願いいたします。
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2006年1月1日
佐藤修