■ 宮澤賢治を継承する「森と風のがっこう」

 吉成信夫さん(岩手子ども環境研究所代表)は風のような人です。東京で企業関係のお仕事で活躍していたのですが、ある日、突然電話があり、花巻のほうに引っ越すというのです。もう10年くらい前の話です。彼のその後の物語は結構面白いのですが、それはともかく、今は盛岡市に岩手子ども環境研究所を開いて、素晴らしい実践をしています。

  今年から東京の国士館大学21世紀アジア学部で、「環境とボランティア」という講座も持ち出しました。その受講生は岩手のNPOで2週間体験実習をするそうです。

  吉成さんの活動をご本人から直接紹介してもらうことにします。

  廃校(学校)を再利用して、地域とともにこれまでにない新たな創造を始められない かとずっと考えてきました。岩手県葛巻町の協力を得 て、11世帯の山深い地区の小さな廃校を利用して昨年からエコスクール「森と風のがっこう」を開校しました。校舎の裏手を小川が流れ、牛たちに囲まれた素敵な場所です。

  昨年連続開催した自然エネルギー寺子屋では、実際に校庭に置かれていた車掌車(銀 河鉄道の夜のような)に太陽光発電と風力発電の装置を皆で取り付けました。今年は 学生たちと自然エネルギー露天風呂作り、畑づくり、ツリーハウス作りなどをやります。廃校再利用のプロセスから、これからの豊かな地域が甦る。そんな実験の場を創 り出していきたいと考えています。

 今年は全国各地ですでに廃校利用を行なっている人々やこれから利用していこうとする人々に呼びかけて「廃校再利用フォーラム」を開催する予定です。

 ご関心のある方は吉成さんにアクセスしてみてください。

   吉成さんへのメール      

   ホームページ

 

■活動の紹介

■ 森と風のがっこうのGWオープンデー

吉成さんからのご案内です。

森と風のがっこうでは、イベント参加以外にもこの活動の仲間を求めています。
ご関心のある方は、ぜひホームページを訪ねてください。
そして、吉成さんにアクセスしてみてください。
以下は吉成さんからのメッセージです。

 「勝手に来て、勝手に遊んで、勝手にゆっくりして、勝手に食事を作って、勝手に 寝て、勝手に片づけて、勝手に帰っていく」という、山小屋方式でGW期間、森と風 のがっこうを開校します。
今回の企画は、いつも来てくれている学生から、「たまには森風でゆっくりとした い!」という話から生まれました。
気をつかわずに各自ゆっくりとお過ごし下さい。
ですから、特にプログラムはしません。 (といいながら、スタッフは、石窯焼きピザを作ったりと色々と企てています…)

●日時: 5月3日14時〜6日15時
●場所: 森と風のがっこう(上外川分校跡)
●費用: 1泊1人500円(ガス・電気代等実費として)     
 日帰りの利用は無料です      
 保険代は含みません。必要であれば各自お掛け下さい
●備考: 期間中は特にプログラムは行いません      
  食事は自炊となります。食材・調味料等は持ち込みになります       
  (鍋、食器等はある程度貸し出せます。)      
  利用した方で掃除・片づけまでよろしくお願いします。      
  寝具は、基本的に寝袋等の持ち込みとなります        
  (毛布等貸し出しできますが、数に限りがあります)
●申込み・問い合せ先 岩手子ども環境研究所 
吉成・黍原 020-0126 岩手県盛岡市安倍館町9-25
TEL&FAX 019-645-9660 e-mail mori@kaze.mi.to

 

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