岩手子ども環境研究所

 岩手に根ざした市民シンクタンクをめざして、「子ども居場所づくり」「環境教育」 「廃校再利用」を主テーマに、自然体験、環境教育、省エネルギー・自然エネルギー 教育、地元学手法による地域開発等に関する企画調査・提言を行なっています。

 様々なつながりを回復していくための全体観的な視座から、地元にまなびながら地域資源 を活かすこと、身体的な五感をフルに働かせることで、分断されたつながりの回復が 私たちの信条となっています。

 昨年は、ひきこもりがちな青年たちのための長期自然 体験(文部科学省委嘱事業)に参画し、心とからだ、社会との関係性等あらためて大 きなまなびを得ることができました。現在は、自然観そのものを問う新しいタイプの 自然体験学校づくり(企業による新規事業開発)に参画しています。

 今年は全国各地 ですでに廃校利用を行なっている人々やこれから利用していこうとする人々に呼びか けて「廃校再利用フォーラム」を開催する予定です。

詳しくはホームページをご覧下さい。
ホームページ:http://www5d.biglobe.ne.jp/~morikaze/
メールアドレス:yoshinari@mui.biglobe.ne.jp

■代表の吉成信夫さんのプロフィール
東京出身。CIコンサルティング会社役員等を経て、岩手に家族で移住。
石と賢治の ミュージアム研究専門員として、太陽と風の家に企画構想段階から開館まで一貫して 企画運営にあたる。
2000年より盛岡を拠点に活動を開始し、昨年より葛巻町の協力を得てエコスクール「森と風のがっこう」を開校。
多くの若者たちとともに自然エネル ギー寺子屋講座を連続開講。文部科学省の委嘱事業「ひきこもりがちな青年たちの長期自然体験」にも参画した。

■もりおか寺子屋(全2回)
春が少しずつ近づいてきました。それに合わせて、吉成信夫さんの岩手子ども環境研究所の今年の活動が始まりました。吉成さんからの案内を紹介します。

今年もシーズン突入を前に、「森と風のがっこうのこれから」に関わる2つのテーマ
で、初めて来る人もこれまで一緒にやってきた人もみんないっしょに考えてみたいと
思います。老いも若きも乞うご参加!

「そうか、スローライフがこれからの仕事になるんだ」
「パーマカルチャー農業の実践が学べるのか」
「食べ物もエネルギーもみんなつながっているんだね」

第1回 ナビゲーター 酒勾 徹(自然農園ウレシパモシリ)
    「パーマカルチャー農業と森と風のがっこう」
       日時:2月27日(木) 19:00〜

          
 ★パーマカルチャーって何?
   オーストラリアの生態学者ビル・モリソンの提唱する、周囲の自然環境と調和
  した永続的生活圏を創り出すための生活デザイン体系に取り組む農的生活スタイ
  ルをいう。
   酒勾さんは日本の数少ない実践者の一人で、8年前にニュージーランドでパー
  マカルチャーを学び、現在は東和町でパーマカルチャーによる自給的農園づくり
  に取り組んでいる。  

第2回 ナビゲーター 吉成 信夫(岩手子ども環境研究所)
    「市民起業のすすめ −スローライフが新たな仕事を創る!?−」 
       日時:3月27日(木) 19:00〜

■『垂柳キャンプ場に行こう!』のお知らせです。

葛巻町には地元の人たちの力で補助金などはいっさい入れず地元のためにつくった 手づくりキャンプ場があります。
キャンプ場には、地元の間伐材でつくった手作りの ログハウスがあり、とても気持ちの良い場所です。  
このキャンプ場がある垂柳地区は、昨年の自然エネルギー寺子屋で林業について案 内していただいた外久保さんが住まわれている地区です。(キャンプ場は外久保さん の裏山にあります)  
夜は火を囲み地元の方も交え語り合い、次の日は周辺の散策ついでに山菜採り(こっ ちが本当の目的?)・化石掘り(近くの山でとれます)をしてみませんか?

●場所:岩手県葛巻町 垂柳キャンプ場(盛岡から車で1時間半)
●日程:6月8日〜9日 1泊2日
●定員:15名
●参加費:2000円(食費{6/8夜6/9朝昼}等実費として)
●持ち物:食器(箸、椀、コップ;個人で使う分)、寝袋(ある程度貸出できます) テント(持っていれば)
●定員:15名 ※先着順
●申込先:岩手子ども環境研究所 吉成・黍原     
020-0126 岩手県盛岡市安倍館町9-25     
TEL&FAX 019-645-9660 e-mail mori@kaze.mi.to
●備考:車のない方は申込みの際ご相談下さい
●タイムスケジュール
6/8 1500 森と風のがっこう出発
1545 垂柳キャンプ場着 夕食準備
1800 夕食 夜 ログハウス・テント泊
6/9 キャンプ場周辺を散策(山菜採り・化石掘りなど) 昼 昼食
1400 解散

■第2回くずまき自然エネルギーがっこう
地域の未来を考え、自分で作れるようになるための自然エネルギー実践講座

○日時:7月27日(土)〜28日(日)
○テーマ: 「ペットボトルで温水器を作ろう」
使用済みのペットボトル200本を集めて温水器を実作し、
実際に森と風のがっこうに五右衛門風呂をつなげた露天風呂を作ります。
(うまくいけば、川辺りで一杯やりながらお風呂に入れるかも?!)


●場所:森と風のがっこう(上外川分校跡)岩手県岩手郡葛巻町江刈42地割17番地
●主催:岩手子ども環境研究所
●協力:ワーカーズコープエコテック
●後援:岩手県、葛巻町教育委員会、岩手・木質バイオマス研究会
●対象:中学生以上(親同伴の場合、小学生でも可)
●参加費:1泊2日 一般3500円 中高生2000円(食費、資料、布団代等含む)
     ※寝袋持参の方500円引き
      布団利用の方はシーツ、かけ布団・枕カバーを持参下さい
      貸しシーツも有り(クリーニング代実費を頂きます)
●タイムスケジュール
7/27 10時 製作作業開始
14時 オープニング、作業続き
夜 夜学
7/28 午前 温水器設置
   入浴(完成できればいいね)
昼食
13時 現地解散
●定員:20名 ※先着順。申込が必要です。
第2回参加希望者は、下記まで
{0第2回申込み 1〒 2住所 3TEL・FAX 4氏名 5年齢 6所属・活動団体 7集合可能時
間(10時・14時) 8送迎必要の有無}を明記の上、
7月23日(火)までにFAX、郵送、e-mail等にて申込み下さい。

理科はどうも苦手、電気ってわからない?そんな初めての人にもわかりやすく解説を交えながら、実際に森と風のがっこうに、自然エネルギー設備(教材)を取りつけていく、楽しい連続講座です。
昨年東北で初めて開催した「自然エネルギー寺子屋」(全4回)は、学生からシルバー世代まで定員をはるかに超える多くの参加者が毎回集まり、熱気溢れるものとなりました。
ご要望にお応えして、本年は内容を一新し、地域との連携を深める形でプログラムを準備しています。
葛巻町役場をはじめ自然エネルギー現場に実際に関わる方々をお迎えし、地域のホットな取り組みも報告していただく予定です。

  これからの本当の勉強はねえ
  テニスをしながら商売の先生から
  義理で教はることでないんだ。
  …   (宮澤賢治 あすこの田はねえ)


●第3回以降の予告(各回とも1泊2日、現地集合14時、現地解散13時)

◆第3回 8月24日(土)〜25日(日)
 「畜産バイオガス利用モデルをつくろう」
葛巻町は牧畜の町。牛のうんちパワーを用いて、エネルギーに変える取り組みについ
て考えます。(牛のうんちで実験してみよう)

◆第4回 9月22日(日)〜23日(祝)
 「自然エネルギー教材を作ろう」
自然エネルギーを子どもたちや市民にわかりやすく伝えるには教材が必要。ところが
まだ教材がほとんどないのが現状です。教材のあり方について考え、作ってみよう。
(学校の先生必見です!)

◆第5回 10月26日(土)〜27日(日)
 「地域の未来を語り合おう −燃料電池モデルをもとに−」
燃料電池が地域の未来を変える?!燃料電池の仕組みをまなびながら、これからの地
域のあり方を考えてみます。(葛巻町をモデルに考えてみよう)

☆本講座は、いわてNPO基金の助成を受けています。

○岩手子ども環境研究所と「森と風のがっこう」
環境共生の精神を宮沢賢治に求め、子どものこころとからだを解き放つ様々な自然体
験活動を展開する、地域づくりサポート機関。廃校再利用の方法を、「子どもの居場
所作り」、「自然エネルギー」の観点から研究。葛巻町の協力により、実践拠点「森
と風のがっこう」を設立し、昨夏より活動を開始。昨年8月より「自然エネルギー寺
子屋」(全4回)を開催した。
東北6県をつなぐ、東北環境教育ネットワーク事務局を担当。


☆会場までの案内
地図はこちら
http://www5d.biglobe.ne.jp/~morikaze/aboutus/map/morikazemap.html

自動車
盛岡→森と風のがっこう(約1時間20分)

JRバス 白樺号:久慈行き
盛岡駅 8:40→道の駅くずまき高原着9:47
盛岡駅12:00→葛巻高原(道の駅)着13:11
 ※道の駅で送迎車が待っています。

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