パウサニアス・ジャパン

 古代ギリシアをテーマにした集まりです。毎年、若手研究者をフェローとしてギリシアに行ってもらうパトロネージ活動を続けています。毎月、古代ギリシアをテーマにサロンも行っています。

 名称の「パウサニアス」は、『ギリシア紀行』を著したギリシア人パウサニアスに由来しています。パウサニアスはギリシア本土を山間僻地に至るまでくまなく足を運び、克明に記録を残してくれました。そのおかげで、古代ギリシアのことを私たちは知ることができています。ハインリヒ・シュリーマンもパウサニアスの本に導かれて、ミケーネの獅子門の内側でアガメムノンの黄金のマスクが出土した円形募域を探し当てました。

最初のフェローは、古代ギリシア語でホメロスのイリアスの朗誦に取り組まれている明神聰さんでした。そのおかげで、時折サロンにも明神さんが参加されて、イリアスを朗誦してくださることもあります。

■パウサニアス・ジャパンのサロン

古代ギリシアをテーマにしたパウサニアス・ジャパンの例会に参加しました。今回は、私たちが支援してギリシアに研究旅行に行っていただいた岩田圭一さんにギリシアでのお話をしていただきました。岩田さんは2月20日から4月日まで、ギリシアやイタリアを回ってきたのです。岩田さんは哲学が選考なのですが、ギリシアの島々をかなり回られてきました。

パウサニアス・ジャパンは別のコーナーで説明していますが、毎月サロンをやっています。古代ギリシアにご関心のある方の入会をお勧めします。まだホームページはできていませんが、できるだけ早く作成したいと思っています。若いメンバーが少ないのですが、パソコンの得意な方の入会を切望しています。入会されるとすごくいいことがあります。何しろギリシアにも仲間がいるのです。それに代表の吉田さんがギリシアのことなら何でも知っているとさえ思われるミスター・ギリシアなのです。

昔、パウサニアス・ジャパンについて、ある雑誌にのせた紹介記事を転載します。