■ 開成町の新しい風(2003年2月18日)
神奈川県の開成町の役場に行ってきました。
若い友人の佐伯克志さん(浜銀総研)がプロデュースしている行革プロジェクトに誘われたのです。
佐伯さんは「風のまち」の住民でもあり、OBM研究会のメンバーでもあります。
話を聞いて、気がついたのですが、そこの町長の露木さんとは知り合いでした。
リンカーンクラブで何回かお会いしました。
大きなビジョンを持った行動家です。久しぶりにお会いしました。
以前通りの、健やかで元気でした。町の実態は首長の表情に出るものです。

開成町は小田原の近くの静かな町です。
アジサイが最近は話題だそうです。

この町の役場で今、大きな変革が進められています。
職員主導の機構改革です。これはかなり面白いです。
問題はその改革を、どう現実化していくかです。
そうなるとどうしても、管理職の意識と行動が重要になります。

どこの行政も改革だ変革だと騒いでいますが、ほとんどの自治体は声だけです。
それに言葉だけで考えていますから、現場の住民の生活とは無縁の改革です。
それでは効果が出るはずがありません。
しかし、開成町は違うかもしれません。

管理職の人たちに話し合いをしてもらいました。
時間の関係で、ほんの僅かでしたが、私も各グループを回って、口をはさませてもらいました。
そうした形で話をすると、だいたいその組織の状況がつかめます。
開成町の管理職は、かなり主体的に考えていることが伝わってきました。
露木町長がこれまでいろいろとやってきた成果なのかもしれません。
あるいは、1万人ちょっとという町の規模が現場に立脚した管理職を育ててきているのかもしれません。
短い時間でしたが、とてもいい話し合いがありました。
気持ちのいい話し合いができる組織は健全です。
そして、話し合いを大切にする文化を育てていけば、組織は必ず元気になります。
皆さん、話し合いを大切にしていますか。

翌朝、町長からメールが来ました。
先を越されました。
私もメールを出すのは早い方ですが、露木さんの反応の良さには感心しました。
これからの開成町がどう面白くなっていくか。とても楽しみです。

トップへ