新しい年のはじまりに
2010


新しい年が始まりました。
私に生きる意味を与えていた妻を見送ってから3回目の新しい年です。
妻への思慕の念は高まりこそすれ弱まることはありませんが、みなさんからは元気になってよかったとよく言われるようになりました。
確かに元気にはなりました。

「希望を確信するのではなく、希望に感謝して生きたい」
これが昨年の年初の思いでした。
希望に感謝するとはわかりにくい言葉ですが、要するに生きていることに感謝するということです。
生きていることに感謝する「お返し」は、自分の生が他者に意味を与えることかもしれません。

私にできることは何か。それが昨年の課題でした。
少しは他者のためになったでしょうか。それはわかりません。
しかし今年も、自分ができることは何だろうかと、会う人ごとに考えながら生きていこうと思います。
それこそが、生きる意味を取り戻し、希望が見えてくる道なのかもしれません。

そして、時代の岐路といわれる現在、まさにその生き方が求められているようにも思います。
みなさんは、人生の意味をどうお考えですか。

平安がもっともっと広がりますように。

2010年1月1日
さとうおさむ

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