■「コーポレート・コミュニケーション戦略」
清水正道ほか 同友館 2600円
先週のアクションでご紹介した、今年淑徳大学に転身した清水正道さんから送られてきた新刊です。清水さんはじめ、コーポレート・コミュニケーションに取り組んでいる実践家にして研究者である5人による最新刊です。
この分野は私も一時のめり込んでいたテーマですが、実に面白い分野です。私の考えでは、ほとんどの企業、行政がコミュニケーションというものを誤解しています。いや、それ以前にコミュニケーションということを真剣に考えていないように思います。10年以上前に「対話の時代」というのをある雑誌に短期連載したことがありますが、この本のキーワードも対話です。
この本は様々な切り口で、コーポレート・コミュニケーションの問題を整理しています。著者の一人、清水さんの推薦の弁を紹介します。
これからの企業・行政・NPOは、生活者・住民との真摯な対話なくして成長も発展も ありえない−−ジャーナリスト、広報部長、研究員、コンサルタントとして「コミュニ ケーションの現場」を歩いてきた著者が共同研究をもとにまとめた本。広報広聴・PR業 務担当者だけでなく、営業や折衝、クレーム対応などに携わるすべての方々に、新しい時代にふさわしい「効果的な仕事」の理論とノウハウを提供します。
読みたくなりましね。感想などを清水さんに送ってください。清水さんは大の議論好きです。
どさくさに紛れて、私が昔書いた「対話の時代」も別項に掲載します。良かったら読んでください。