■ 公益法人改革オンブズマン(2003年2月23日)で気づいた事


公益法人改革の動きに関しては、別項のコーナーで紹介報告していますが、その動きに危機感を感じた人たちが集まりました。もっと大勢の人たちが集まると思っていたのですが、10人程度でした。しかし、多彩な顔ぶれで、活発な議論が展開されました。そして、3月2日に緊急集会を持つ事になりました。
そこから後の動きの早さには驚かされました。実践者の集まりだからでしょう。

私自身は、オンブズマンという名称に抵抗を感じますが、異議申し立てをしていくためには、最初は刺激的なほうが効果的です。2日の集会の報告はまた来週させてもらいますが、かなり重要な集まりになるのではないかと思います。しかし、ほとんどのNPOや市民活動組織は、まだ無関心です。情報を流しても、ぴんと来ないのです。これこそが問題なのですが。

今回の動きの背景にある流れに、今日は気づかせてもらいました。今回の改革では、非営利法人も原則課税にするというですが、そこには、政府主導の官民構造への回帰志向があるということです。寄付を免税にするというのは、社会を維持して行く上でのコスト負担を各人が自主選択で対象を決めて行くと言うことです。税金は予算配分を政府が専管することで、社会の方向性を決めていくものですが、それとは別に個人が直接、NPOやボランティア活動に直接寄付していくことで、政府の一元的な動きを補完していく動きが広がっているように思います。ハンガリーでは、税金の1%を、税の申告時に税を配分してほしいNPOを選べる制度があるそうです。
そうした時代の流れに逆行して、ともかく税として一度、中央に集めて、賢い政府がそれを配分していくという流れが、意図してかどうかは別にして、今の公益法人改革にはあるのです。これはこれからの社会のあり方を大きく変えていくでしょう。時代を方向付ける最初の一歩は、誰も気づかないこともあるのです。気を付けなければいけません。

現在の公益法人は、問題山積です。その改革は急ぐ必要があります。しかし、それを急ぐあまり、時代の方向を間違ってはいけません。
皆さん、他人事ではないのです。ぜひ関心を高めて下さい。