■生活を支える共済と営利事業としての保険の発想の違いに関するひとつの見方
  現実の「保険事業」「共済事業」の比較ではありません。
  あくまでもイメージ的な、検討のためのメモです。

○共済の発想
共に助け合う(関係を深める)
生活発想(結や講は生活次元が出発点)
クリエーション志向:支え合い関係を創造していく価値創造型
究極の目的は共済事業をなくすこと
(支え合いの文化が育てば事業は役目を終える)
助け合い関係の成長が評価基準〈社会性重視〉
手段は多様
仲間意識を根底においたコミュニティ発想
組合員の横のつながりを生み出し育てる
事業者と組合員はフラットな横関係

○保険の発想
危険を担保する(損失を補う)
経済発想(事業リスクの軽減が出発点)
ソリューション志向:困難な状況を克服する問題解決型
目的は保険事業の拡大
(問題があればあるほど事業の価値は高まる)
収益の拡大が評価基準(効率性重視)
手段は主に金銭
不特定多数の顧客を対象とした市場発想
お金への依存を強め、横のつながりを育てない
事業者と被保険者はバラバラな縦関係