■ 農協の始まりとライファイゼン著「信用組合」(2003年5月9日)
農林中央金庫の田中文章さんは、昨年、ある会で私の話を聞いてくださり、それが契機で、メールで交流が始まった方です。
私が農業に大きな期待を持っていることを知って、お会いすることになりました。
そこで、とてもワクワクするような話に出会いました。
先週から気分がかなり滅入っていたのですが、元気になりました。
田中さんに感謝しなければなりません。

私に元気を与えてくれた話は、農協の出発点にあった、ドイツの「信用組合」の話です。
そして、日本の明治期に各地で広がった産業組合の話です。
田中さんのお話を聞いていて、すごくワクワクしました。
内容をそう理解したわけではありませんが、直感的にヒントの存在を感じたのです。

経営史の本を読んでいても、農業や協同組合の話はあまり出てきませんが、
明治期の信用組合や産業組合の中に、もしかしたら、これからの経済システムのヒントがあるかもしれません。
いや、あるに違いありません。

産業再生機構や銀行や企業の合併、市町村合併とは全くベクトルの正反対の発想です。
ちなみに、産業再生機構や合併が有害無益で失敗間違いなし(犯罪に近いと思っています)だと思う理由は、
いろいろなところで繰り返し述べているように、現場不在、実体不在だからです。
実体のない仕組みは、実体のない通貨システムと同じです。
一部の権力者はそれでお金と権力は得るでしょうが、人生は失うことでしょう。
つまり得るのは、実体のないお金と権力です。
そして、そのシワ寄せは多くの人にいくのです。
だれも幸せにならない仕組みや行動です。イラク攻撃事件もそうだと思います。

話がそれそうです。反省。
ライファイゼン著「信用組合」という古典があるそうです。
面白そうです。日本の産業組合の始まりの話も面白そうです。
田中さんにもお願いしましたが、関心のある方で、研究会を開きませんか。
日本の新しい経済社会システムが見えてくるかもしれません。