日本CI会議体

これについては書き出すと長い長い物語になります。いつか書きたいと思いますが、とりあえず私とのつながりの簡単な紹介です。 日本CI会議体そのものについては日本CI会議体のホームページが詳しいです。

私が会社時代に最後に取り組んだ仕事が「CI:コーポレート・アイデンティティ」です。 企業とは何か、企業と社員の関係はどうあるべきか、社会の中での企業のポジショニングをどう捉えればいいのか。これが私の関心事でした。しかし、その仕事のおかげで、自分のアイデンティティの問題に行きあたリ、会社を離脱する結果になりました。このあたりのことは、もし物好きな方がいたら、当時書いた文章「会社を辞めて社会に入る」を読みください。

いずれにしろ、CIで人生を変えたわけですから、CIには深いこだわりがありました。ところがその後、CIプランナーたちはCIという言葉を捨て始めたのです。いわく「コーポレート・デザイン」「コーポレート・アーキテクチャー」「ブランディング」などなど。私にとってはとても残念なことです。

そこでCIプランナーの皆さんに呼びかけてラウンドテーブルでの夕食会を行いました。それから1年かけて生まれたのが日本CI会議体です。名称はだいぶ議論がありました。ほとんどの方が「もうCIという言葉は捨てよう」という気持ちだったように記憶しています。私はもちろんCIにこだわりました。一度ほれた言葉です、調子が悪くなったから乗り換えようというのでは、いかにも哀しいことです。一度かぶった帽子は最後まで大切にしようというのが私の生き方です。それにCIという言葉はすばらしい言葉だとも思っています。

かなり批判されました。でも最後には日本CI会議体という名称で合意ができました。みんな、本当はCIという言葉が好きなのです・そして、お互いに自らのノウハウや体験を開示しあう関係にまで発展しました。日本のCIの世界を開いてきた、中西さん(パオス)と深見さん(アイデックス)のお二人を私は尊敬していますが、このお二人が見事に自らを開いてくれました。

最初は私が事務局長をさせてもらいました。なにもしないのでメンバーから怒られっぱなしでした。何かやらないと許してもらえないので、みんなで本をつくりました。『21世紀CI展望』という本です。メンバーみんなで楽しみながら創った本です。まだ多分売っていますので、ご関心のある方は私なり日本CI会議体にご照会下さい。

やはり長くなりますね。このまま行くと再現がありません。とりあえず今回はここで打ち止めます。

ご関心のある方はぜひご入会下さい。とても気持ちのいい、実りのある会です。最近は私はサボっていますが。

ぜひ一度、ホームページをご覧下さい。

日本CI会議体:http://www.ci-kaigitai.com/