■「仕事に直結する企画書の書き方」の著者による紹介文


企画書づくりに慣れていない人、うまく書けないと悩む人たちが、この本を見て、
「これなら書ける」「こんな書き方でいいんだ」と、気を楽にして取りかかるきっか
けになれば、と願ってこの本を書きました。
企画のプロの方には物足りないかもしれません。掲載サンプルをご覧になって、レベ
ルが低いと思われるかも知れません。独学自己流のわたしの作った企画書ですから。
しかし、企画は本来、「何か新しいことをやりましょう」という提案です。今までの
誰かが作り上げた型や既成概念にとらわれることなく、「その企画を提案するために
最もふさわしい方法」で作ればよいじゃないですか。この本では、そんな「自由流」
「自分流」の企画書づくりのおすすめと、「誰でも書ける企画書」「読んでわかりや
すい企画書」ということを土台に置きました。その上で、企画書を作るとき、こんな
ことを知っていれば役に立ちますよ、楽に作れますよ、という実用的・実践的なハウ
ツーをまとめました。

この時代、立ち込めた閉塞感を突き破るために、今こそ企画力が求められています。
そして、「企画」も「企画書づくり」も、誰か限られた才能を持った人のみができる
特殊技能ではなく、未来を思うことのできる人なら誰でもできることだと思います。
あなたの前の閉塞を突き破るきっかけは、あなたの作る企画書から生まれるかも知れ
ません。未来創造に取り組もうとしている次代の「プロジェクトX」のチームメンバ
ーの皆様に、何かひとつふたつご参考になることがあれば幸いです。

著者プロフィール:平田英二(ひらたえいじ)
1952年 東京都生まれ。雑誌編集、コピーライター、クリエイティブディレクターを
経てプランナーに。'90年前後から多くのCIプロジェクトに参画。'92年9月、企画
表現有限会社設立、同社代表取締役。企業/ブランドのアイデンティティ・プランニ
ングを中心に、マーケティング/広告/販売促進/事業計画など幅広い領域にまたがる
"諸難題に対する最適解のプランニング"と、ネーミング開発に従事。所属団体:日
本CI会議体、日本構想学会。
メールアドレス:hirata@terra.dti.ne.jp