■我孫子市市政に関するフォーラムでのやりとり

488. 我孫子市民会館の再建署名 大森  2006/06/29 (木) 12:47
しばらくぶりの大森です。
我孫子市民会館が、老朽化のため来年春で閉鎖になるそうです。
このあいだ市民フィルのコンサートに出かけたら、そんな話で団長さんが再建賛同の署名をお願いしていました。
私も一筆協力しましたが、再建連絡会というものも立ち上がっていて、WEBでもよびかけをしています。
けっこう市内のいろいろな団体が参加しているようです。
http://www.geocities.jp/abikohall/
こういう市民運動が盛り上がっていくのも楽しみです。

489. Re: 我孫子市民会館の再建署名 佐藤修  2006/06/29 (木) 18:06
大森さん
ありがとうございます。

最近の我孫子市政は、住民の声に耳を向ける姿勢が皆無ではないかと、私は少しひがんでいます。今回のことにも少しつながる、サポートセンター構想でも意見を求められたので意見提出したら、あなたの誤解ですという返事が返ってきました。しかも、返事を督促したら、担当部署が市長にお伺いを立てて返事をしてきた結果です。

その後、市長に直接会う機会が2回ありましたが、あなたは市民自治ということがわかっていないと市長から直接言われたのには驚きました。
まあ、わかっていないのか知れませんが。

しかし、まずは住民の声を聞くところから市民自治は始まると思っている私としては、説得する前に違う意見にもきちんと耳を傾けてほしいものです。

いずれにしろ、もっとみんなで話しあえる場をつくってもらいたいものです。
まあ、それをするのも私たち住民の課題なのでしょうね。

ありがとうございました。

490. 福嶋市政は 大森  2006/06/29 (木) 20:45
佐藤さん こんにちは。

福嶋市政は、けっこう市民のパブリックコメントに答えるとか、情報公開制度が進んでいるとか、市役所の仕事を民間でできるものはどしどし移行するとか、けっこうマスコミ受けするニュースは多いですね。

それが
> 最近の我孫子市政は、住民の声に耳を向ける姿勢が皆無ではないか
とは、どんなところからそんな印象をお感じになりますか。

「市民自治が分かっていない」といった面白いセリフが出たなら、このBBSで公開質問状にすれば、いい展開が見られたかも知れませんね。

491. Re: 福嶋市政は 佐藤修  2006/06/29 (木) 21:54
大森さん

皆無というのは言いすぎでした。
撤回します。
ひがんでしまうと真実が見えなくなりがちです。
反省。
「姿勢」をやめて、「気持ち」
「皆無」をやめて、「ない」に変更します。
あんまり変わらないですかね。

ところで私がそう思うのは、
たとえば、駅前の市民活動サポートステーションの構想づくりに関してです。
一番強く感じたのは、その運営委員会にオブザーバーで参加させてもらった時です。
市民委員もいたのですが、会議であるにもかかわらず、市民委員の意見に対して、議論せずに市長が説明するのです。
またその委員には市民委員のほかに、6人の職員委員がいますが、
いずれも部長職だったと思いますが、2時間の会議中、ほとんど発言がありません。
市長も委員ですので、発言は出来ないのかもしれません。
せっかく、委員が提案しても議論せずに説明して説得させる会は会議ではないと思いました。
市民委員が半分を占める会議でもそうですから、職員とのやり取りは推察できます。
委員会終了後、会長から感想を求められたので、
会議にしては説明会のようだったということと、
職員の委員が自分の意見を言えないような仕組みを感じたが、2時間も管理職がこうした会議に発言もせずに参加しているのは私には税金の無駄遣いのように感じられたと素直に感想を述べさせてもらいました。

この一事を持って市民の声を聞く姿勢は皆無というのは適切ではありませんが、
そのほかの姿勢を総合して、そう感じています。
先に書いた、意見を求めておいて、誤解だといわれた時も、いったい意見を聞く気があるのかと感じました。
聞くそぶりをするのは誰でも出来ます。

あるいは、そのサポートステーション構想ですが、
まずは市民がどういう支援(サポート)を必要としているか、
いま何が問題なのかを、まずは把握してから、それにどう応えるかを考えるべきだと思います。
それが市民の声を聞くということだと考えます。
しかし、そうした調査は私が知る限り、行われていないように思いますし、
構想の説明会にもその情報なしに、ただ構想が述べられ、説明がなされただけでした。
参加者の質問には答えてくれましたが、やはり意見を聞く感じはなく、説明でした。

別の機会に、この件に関して、市長から、「あなたにもわかってもらえないのは残念だ」といわれましたが、この質問にもかなり驚きました。

ほかにも書きたいことがいくつかありますが、
こうした場で書くとどうしても不正確で、誤解が生まれますので、これでお許しください。
もしさらに必要であれば、個人宛にメールをもらえればもう少しお話できるかもしれません。

繰り返しますが、先の私のコメントは、あくまでも私の極めて主観的な意見です。
偏った見方である可能性は大きいです。
それに私は、他の記事でもお分かりかもしれませんが、
物事を単純化して極端に書く傾向があります。
みなさんに誤解を与えたら申し訳ないですが、
それでもブログの記事に比べるとかなり抑え目に書いたつもりなのです。
何しろこのサイトは「コモンズ」を標榜していますので。

498. 2度びっくり 匿名  2006/07/18 (火) 15:25
7/18朝のテレビで我孫子市役所全事業民営化というニュースを聞いて、びっくりしました。

私は多摩地域の生涯学習に従事する公務員ですが、我孫子市役所のそのホームページに「公共の分野を行政が独占する、あるいは支配する、という時代は終わりました。」という文字に接して2度びっくりです。
行政の「独占」・「支配」という用語は、これまでの我孫子市政に「地方自治」も「住民自治」もないことになり、そこの公務員は「全体の奉仕者」でなく、独占支配する彼らの「僕」になってしまいます。
これは用語だけの問題なのかもしれませんが、簡単にこのような用語が出てしまうところに問題があります。

499. Re: 2度びっくり 佐藤修 [URL]  2006/07/18 (火) 22:39
匿名の公務員さん
ご指摘のとおりだと私は思っています。
行政の全事業を民営化するなどという話は、
行政を私物化している市長だからこそできることです。

もう一つ、話題があります。
小学校の改築工事などのために、我孫子市は市民債を発行します。
2回目の市民債です。
第1回目は私も共感して、応募し、購入させてもらいました。
しかし、その後、市民債で集めた資金の積極的な活用方策が伝わってこないのに失望しました。そうしたら、今度は学校の改築のための市民債です。
これでは未来の世代から借金をする、普通の市債と同じことです。
自らの任期中に使える資金をやりやすい形で調達しただけの話のような気がしています。
市民債を出すのであれば、それをしっかりと償還するまでのグランドデザインがなければいけません。
ちょっと住民自治の発想を持っている人であれば、そうはならなかったでしょう。
私はこれも市長職の私物化のように思えてなりません。
似たような事例は他にもあります。

否定的なことばかり書いていますが、
それまでの我孫子市の実態を考えれば、今の市長になってかなりよくなりました。
私も応援していました。
批判する人には弁護もしてきました。
なぜこんなことになってきてしまったのか、残念でなりません。

511. パブリックコメントの締切り 大森  2006/08/13 (日) 19:02
佐藤さん こんにちは。
我孫子市の自治基本条例案に、市がパブリックコメントを募集していて、締切りが明日8/14だと思います。
一般市民で、どれくらい投稿があるでしょうかね。
前回の様子を見ても、20に届かなかったということで、一般市民にはあまり関心がない問題なのでしょう。
いっぽうでは、自治基本条例にはっきり反対する会の会報が、ポスティングで2回入ってきました。
何が争点なのか、市議会議員たちの賛否も全然盛り上がっていないようですが、9月議会でそのまま成立するのでしょうか。

512. Re: パブリックコメントの締切り 佐藤修 [URL]  2006/08/13 (日) 21:46
大森さん
ありがとうございます。

実は私もコメントを書こうかどうか迷っていました。
結局、書くのをやめました。
いくつか理由はあるのですが、
直接の理由は、我孫子市のホームページのパブリックコメントのページで、
基本条例案をいくらクリックしても出てこないのです。
私のパソコンの相性が悪いのかどうかわかりませんが、
念のためにいま再度クリックしましたが、だめでした。
要はコメントはしないでくれということかなと勝手に解釈した次第です。
怠惰な住民です。はい。

実はほかにも理由があります。
まず、私は基本条例は不要だと思っています。
住民発議で議論されるようになれば別ですが、
条例のための条例にはもうあきあきだからです。
もう一つは起草委員会に市長が参加していることです。
それが私にはどう考えても理解できません。
そういう委員会でできたものにはコメントするモチベーションが起きません。
勝手にやってよという感じです。
それにコメントしても聴く耳がないような気がしているからです。
これは私の誤解かもしれませんが、
一度そういう体験をすると人間は懲りてしまうものです。

さらにいえば、こういう長い条例案へのパブリックコメント制度にも違和感があります。
大切なのは思想です。
その思想に関するPCであれば、コメントする気になるのですが、
条例文は専門家にまかせればいいと私は思ってしまいます。
細かな表現での議論にはほとんど興味がありませんし、
そんな表現が議論されるような条例は所詮は誰かに悪用されるだけというのが、私の考えなのです。
もし基本条例を作るのであれば、せいぜい3条とまりにしてほしいです。
ちなみに憲法も3条で十分だと思っています。
なぜそう思うかといえば、私の信条もまた3つくらいしかないからです。
「嘘をつかない」「人を差別しない」「できるだけ人に迷惑はかけない」
この程度で、私の人生は判断においてはあまり困ったことがないのです。

今日も自宅に条例反対のポスティングもありましたが、
実は、その反対論にもいささかの違和感もありました。
条例づくりも条例論争も、どうも私にはぴんと来ません。
まずは隣の人たちと気持ちよく付き合えるような付き合いを深めたいというのが、私の今の関心事なのです。

514. Re^2: パブリックコメントの締切り 佐藤修 [URL]  2006/08/15 (火) 17:56
前の投稿で、
我孫子のホームページのパブリックコメントが開けないと書きましたが、
事務局に連絡して開けるようにしてもらいました。
締切日が過ぎてしまったのが残念ですが。

それにしても誰も気づかなかったとは不思議です。

515. 長たらしい条例案 大森  2006/08/28 (月) 22:48
佐藤さん こんにちは。
ご指摘のとおり、この条例案はいろんな分野が入っていて、分かりづらいですね。
こういう条文について、パブリックコメントを募集するのは、不適切と思います。ポリシー1本提示して、その趣旨がよければ、条文の組み立てについては市民で議論する必要はなく、市議会や専門家でやっていただけばよいと思います。

条例案も、最初聞いたときはふーんなるほどと思いましたが、だんだん時がたつと、こういうものが本当に我孫子になければならないものなのか、と思ってきましたね。

「全国に珍しい条例が、我孫子で先駆けて成立」というマスコミ受けねらいのような気がします。

成立に反対の運動も起きているようですし、成立の予想はいかがですか?

516. Re: 長たらしい条例案 佐藤修  2006/08/30 (水) 08:18
大森さん

条例は9月の議会に提案されるそうですが、
1回で可決される可能性はそう高くはないようです。
しかし、まあわかりません。
これだけの内容を議論することはむずかしいでしょうが、
わからない法案こそ議論できないが故に通過することもあるわけです。
住民不在で、「住民のため」の制度や条例がどんどん出来るのは、まさに「裸の王様」の話を思わせますね。
男女共同参画もそうですが、
内容を吟味せずに、言葉だけで反対できなくなって、
成立してしまうこともあるでしょう。

そもそも基礎自治体が、県や国の真似事をしていること自体に問題があるように思います。
基礎自治体は、コモンズ発想で捉えるのが良いと私は思うのですが。